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【星槎国際那覇】慰霊の日に向けて。

星槎国際那覇

6/23の慰霊の日に向けて、毎年生徒と一緒に沖縄戦や平和について考える機会を作っています。

今年は「一中学徒隊」をテーマにして慰霊の日の事前学習を行いました。

一中学徒とは、沖縄県立第一中学校(首里高校の前身の学校)に在籍していた生徒たちの事です。

14歳から18歳ごろまでの生徒たちが、通信隊や鉄血勤皇隊として戦場へと派遣されました。

自分達と同じ年ごろの学生が、どのように沖縄戦に関わったのか、一中学徒学徒隊資料室解説員の方に説明いただき、一中学徒隊が残した「遺書」を読みながら学び、考える時間を過ごしました。


解説員の方の「戦死者を数字ではなく、一人一人としてみてほしい」との言葉を那覇の生徒たちはしっかり受け止め、集中して資料と向き合い学んでいました。

★遺書を読んでみて…(生徒感想一部抜粋)

「(遺書には)鉄血勤皇隊として、国の為に励み、家族がいつまでも健やかであってほしいと書かれていました。17歳で戦場に出て散っていった人たちの事を考えるとなんとも言えない気持ちになり、どう感じるのか自分でもよく分かりません。」

「(遺書には)自分の家族の心配をしつつも自分の事は心配しなくていいと書かれている。自分で書き写しただけなのに、辛くなった。この遺言を書いた人は想像できないくらいきつかった人だと感じた。」

★解説員の話を聞いての感想は…(生徒感想一部抜粋)

「小中学校で何回か聞いていたから知っている話かなと思ったけど、全然知らない話ばかりでした。私はまだまだ沖縄戦について知らない事ばかりです。」

「遺言の話を聞いて、学徒の人達は国の為に戦う気持ちと戦わないで普通に暮らしたいという気持ちが揺れ動いていたというのを知って戦争がもっと嫌いになった。」

「大勢の人が亡くなったんだなと思っていたが、一人一人に背景がある事が分かると、よりその真実が重く感じられた。」



また、資料館の近くには一中学徒の方々が詰めていた壕や通信隊として活動した場所などがあり、少しだけ散策しました。

今回の学びを踏まえて、今後も地域の忘れてはいけない歴史、人々が繋いでくれた想いをしっかり学ぶ機会を作っていけたらと思います。

星槎那覇では、様々な学びの機会を作っています。興味を持たれた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

7月にもオープンスクールあります🌸

6月23日は慰霊の日の為、那覇学習センターもお休みさせていただきます。

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