【星槎国際横浜】井戸を堀った人の、想いを知り、繋げる。「宮澤保夫名誉会長 お別れの会」が開催。
星槎は、2022(令和4)年3月21日に創設50周年を迎えました。しかし残念ながら、その2日後の3月23日朝に創設者であり、今日の星槎を築き上げた宮澤保夫名誉会長が逝去しました。
宮澤が口にしてきた数多くの言葉の中に、「井戸を掘った人の想いを知ること」があります。自分が通う学校、自分が暮らす地域、そこには必ず、「初めて井戸を掘った人」がいます。私たちはついつい、日々の暮らしの中で、本当は当たり前ではないことを、当たり前であると思いがちです。自分がこの瞬間に生きていること、そして周りの環境は決して当たり前ではなく、その根っこには必ずや、見返りを求めることなくただひたすら汗をかき、努力した先人の姿があったことを、忘れてはなりません。
2022(令和4)年7月27日、宮澤の誕生日でもあった7月27日という日を選び、星槎では「お別れの会」が開催されました。ブータン王国の王室や黒岩祐治神奈川県知事をはじめ、星槎を陰で支えてくださる数多くの方々のお言葉、そして知られざる星槎創設期のエピソードなどから、生徒たち一人ひとりがそれぞれの受け止め方で、自分が選び通う、星槎という場所の根っこを知る時間となりました。
人は一人で生きているのではなく、補い合いそして関わり合いながら生きている。そのことを改めて実感した彼ら彼女らが、またさらに次の世代にそのことを伝えていくことで、宮澤の遺志であった「共生社会の実現」を真に実現することを願ってやみません。