こんにちは
昨日の夜は大雨でしたね。みなさん大丈夫でしたか？

さて、先週からフリースクールも登校が再開し、昨日も生徒たちは元気な顔を見せてくれました。
長い夏休みがやっと明け、まだまだ話したいことがたくさんある様子です。

昨日は、持参したテキストを眺める子、ランプシェードを作る子、定まりつつある進路の話をしてくれる子、季節の掲示物を作る子、新しく買った頭脳ゲームの説明をしてくれる子…など各々が自由にまったりと活動をしました。

そんな中、黒板に絵を描き始めた子がいて、そこからみんなが黒板に自然と集まってきました。

「きらり」に通う子の中には、初日から誰とでも話せる子や長くいても人見知りで自分から話すことが難しい子などがいて様々です。
職員からは強引に子どもたちを交わらせることはありません。
あくまで「きっかけ」を与えるだけです。
それが上手くいくときもあれば、変わらないことも常です。

昨日、黒板に集まる子どもたちを私たち職員は静かに眺めていました。
気づけばそこには私たちの「こうあったらいいな」が形になっていたんです。
星槎が大切にしている「人を認める・人を排除しない・仲間を作る」。
これを彼らが形にして私たちに見せてくれた気がしました。

いろいろな思いを抱えて通ってきている子どもたちが、相手の得意不得意を理解しながら、異学年の壁を越えて仲間を作っていく姿は見ていて本当に感動的でした。

学生の間に、相手を認め仲間を作る練習をすることはとても大事なことだと思います。
その過程には、時に自分と考えの違う相手を分かってあげられず悩んだり、喧嘩をしたり、そして仲直りをしたり…といったことが必要でしょう。
そして何より、まずは相手に近づく勇気ある一歩を踏み出さなければなりません。
しかし、その経験が大人になるまでの成長には必要不可欠だと思っています。
時間がかかってもいい、ゆっくりでいいので、これからもそういった経験を重ねていってほしいなと願っています。
これからの彼らの成長がとても楽しみです。

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